着物を解いて反物に戻してから洗い、布のりを引き、湯のしや伸子張りで反物の幅を整えます。水洗いして汚れとのりを落とし、新たに布のりを引くことで風合いを取り戻し、生地を蘇らせることができます。
着物は代々受け継がれ、着る方が変われば同じ着物でも寸法が変わってきます。また絹の性質上、長い年月を経た着物は表地が縮ます。生地が縮むとそれを縫い合わせている絹糸も縮むため着物全体がモタついた感じになります。洗い張りをすると反物の筋が消え、仕立て直が可能になります。
親から子へ子から孫へと受け継がれる着物は、洗い張りをして新しい絹糸で新しい寸法に仕立て直しましょう。仕立て直した着物は生地のハリが違い新しく、古くなった裏地・八掛の色などを変えることでお召しになる方にとって満足のいく仕上がりになることでしょう。
※仕立て替えの際は洗い張りと別途仕立て替えの料金が必要となります。
※しみ抜きには別途お見積もりが必要です。